学校の広場TOP > HOW TO 学校選び > 使える英語力

1. 身に付けたい英語力の目標 4. 学費の価格差 7. ロケーション情報
2. 英語学校について 5. 日本人の学生数について 8. 英語学校の開示する情報データ
3. 使える英語力 6. 英語コースについて 9. 留学代理店の使い方

3. 使える英語力
一概に英語力といっても、どれくらい出来れば『使える』と言えるのか非常に曖昧です。 外国人と一般的なコミュニケーションを取れる英語力。 仕事でしっかりとしたコミュニケーションが取れる英語力。 英語を教えることが出来る英語力。 基本的にどれも『使える』と言えます。

日本は、これまで学歴を重視した社会構造が主流だったため、“力”=“資格”といった認識が強く、特に資格(Certificate)などの形にこだわる傾向があります。 しかし“形(かたち)”ばかりに捕らわれ過ぎて、肝心の実力がおろそかになるのは本末転倒と言えます。
 


 
英語の資格
オーストラリアで取得できる「英語」の資格と言えば、英語能力を判断する際に世界で最も認められているケンブリッジ英検資格、英語を母国語としない人達に英語を教授するための様々な TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の資格、そしてオーストラリアの翻訳・通 訳国家認定資格である NAATI(National Accreditation Authority for Translators and Interpreters)でしょう。これらのコースを受講するためには、相当高いレベルの英語力が必要とされます。

TOEICやTOEFLといった、日本人に馴染みの深いテストは、資格というより単に英語の語彙量 や知識量をはかった「数値結果」です。 例えば、日本で一番受験者の多いTOEICテストは、「読む・聞く」のセクションのみの英語力判断テストで、伝達に必要な「話す・書く」の技能をはかるためのテストは含まれていません。そのため、TOEICテストで高得点が取れても、必ずしも『使える英語力』があるとは言いきれない場合が多いのです。

 
TOEICテストで出題される単語は、時事やビジネスシーンなどで使われる単語が多いので、それらの語彙を増やす目的で勉強するとかなり役立ちます。TOEICは、長期で英語の勉強をした後に、「読む・聞く」の英語力を数値ではかる目的で受けてみると良いでしょう。
 
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英語の勉強
日本では、多くの人が、中学、高校、大学と、英語を第二言語として学んでいます。高校や大学の受験勉強の際には、かなりの英単語や英文法、英熟語を覚えます。その当時の英文法や英単語がしっかり頭に残っていれば、外国人と英語である程度のコミュニケーションがはかれるはずです。

様々な英語検定試験(TOEFL,TOEIC等の成績)についての国別データランキングがありますが、日本は、ほぼ最下位 に位置しています。大きな要因は「日本の教育システム」の問題だと考えられます。

近年、徐々に変わりつつあるようですが、日本の学校教育は、主に成績(テストの点数)だけで学生の優劣の判断を行ってきたため、試験前に成績(テストで点数)を上げるためだけの暗記型勉強を行うことが、ごく普通 の状況となっています。機械的に暗記した知識や情報など、短期間で簡単に消滅してしまうのは言うまでもありません。

日本は島国なので、他国の人とコミュニケーションをはかる機会が少なく、特に英語を必要と感じることが無いというのも、日本人の英語力が低い一つの要因だと言えます。

本来、勉強とは、学校や職場、コミュニティーなど、社会で自分の居場所を確保するため(生きていくため)に必要な「知識」や「考え方」を学ぶことです。しかし、多くの日本人は、単に成績(テストの点数)を上げる事のみを目標にし、自分自身の能力を上げるために勉強をするという意識や考えがあまり持てないようです。


現在、世界中を網羅するインターネットという新しいコミュニケーション・インフラ(基盤)が確立され、インターネットを利用することで、誰にでもグローバルなビジネス展開が可能となりました。そこで使われているコミュニケーション言語は「英語」です。世界で「英語」というコミュニケーション・ツールが必要不可欠になる時代は目の前にやってきています。

単に単語を覚えたり、問題集をこなしたり、またテストの点数だけを追いかけるような英語の勉強方法では、本当に必要とされる「使える英語力」は身に付きません。

「海外(英語圏)に留学する」というのは、自分の身に関わるすべての出来事に対し、英語でコミュニケーションをはからなければならない実践学習の環境を得るということです。日本人にとって、留学とは、「使える英語力」を身に付けるための大切な選択肢だと言えます。

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使える英語力
実社会で使える英語力を持っているかどうかを判断する際、ケンブリッジ英検のファースト・サティフィケート・イン・イングリッシュ(FCE)が一つの目安となっています。(世界中で認知されています)

ケンブリッジ英検は、読む(Reading)書く(Writing)聞く(Listening)話す(Speaking)英語の使用能力(Use of English)の5技能の全ての分野でテストが行われます。ケンブリッジ英検の特徴は、英語の知識量 (語彙量)をはかるのではなく、英語の知識を実際に使いこなす能力をはかるためのテストで、実社会で使える英語力があるかどうか判断ができるようにデザインされています。そのため、単に文法に詳しい、語彙量 が豊富というだけでは決して合格出来ないテストなのです。

関税のない自由貿易を基本とした経済圏を確立しているEU加盟国では、近隣諸国の人々とのコミュニケーションは、ビジネスや生活において必要不可欠です。しかし、それぞれの国が、独自の言語を有するため、コミュニケーションをスムーズにはかる為にはどうしても共通 の言葉が必要となります。その共通語が「英語」です。

EU加盟国:フランス・ドイツ・イタリア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルク・イギリス・アイルランド・デンマーク・ギリシャ・スペイン・ポルトガル・オーストリア・フィンランド・スウェーデン。
EUでは、共通通貨(ユーロ)を発行しています。一度、EUの中のどこかの国に入れば、あとは、他のEU加盟国に行くのも自由。また税関も無いため、EUの中で商品の売買が自由に行えるのです。そのため、安い品物を求めて、人々が国境を越えて買い出しに行くことは一般 的なのです。安くて良い品物を提供しなければビジネスが成り立たないため、競争原理が働き、結果 、世界的にも競争力のある安くて良い品物がどんどんEUで生産されることで、EUの経済力を上げようというのが狙いです。

EU及びその他のヨーロッパ諸国では、本当に使える英語力が無ければ仕事にならないことが多いため、多くの会社が求人の際、求職者の英語力を判定するために、ケンブリッジ英検の合格レベルを要求します。

ヨーロッパ諸国では、ケンブリッジ英検は、実践的な英語力の証明に不可欠な存在なのです。

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ヨーロッパ人の英語力
ヨーロッパ人の英語力は、日本人(アジア人)と比べ桁違いにレベルが上です。理由は、ヨーロッパ諸国の言語と英語は兄妹や従兄のような関係にあるからです。

イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語、ドイツ語、英・米語等の欧米語は、ラテン語から広がった方言のようなものです。

元をたどれば同じ語源なので、多くの単語が似通っており、単語を見ただけで、どういった意味かがある程度理解できるのです。分かりやすく言えば、日本人が中国語(漢字)で書いている看板などを見れば、ある程度の意味が理解できるのと同じことです。ただ、ヨーロッパ人の英語の理解できるレベルはその数倍以上だと言えます。

ラテン語は約3000年前にローマに住み着いた、印欧語族(インド・ヨーロッパ語族)の言葉がその起源で欧米語の基幹となった言語です。ヨーロッパの知識階級は今でも中・高校でラテン語を学んでいます。ラテン語は、ローマ帝国の公用語として使われていた言語で、帝国の発展に伴いその範囲も拡がり、そしてギリシャ語の影響を受けて高度な言語へと進化しました。ローマ帝国が崩壊した後も、古典ラテン語はキリスト教と共に教会を中心に生き続け、民衆の話し言葉「俗ラテン語」がそれぞれの国の土着語と混ざり、さまざまな言語に別 れたのです。

また、「使える英語力」で述べたように、EUでは、近隣諸国間の行き来が頻繁にあり、共通 語の英語でコミュニケーションを取る機会が多く、普段から実践で使っているということも、ヨーロッパ人の英語力が高くなる要因と言えます。

ヨーロッパ人にとって、ケンブリッジ英検のファースト・サティフィケート・イン・イングリッシュ(FCE)は、高校での英語の成績が平均レベル以上なら、ケンブリッジ英検準備コース(12週間)を受ければ、ほとんどが合格するレベルです。感覚的に言うと、日本の高校生が英検2級を受験し合格するようなものだと考えれば良いでしょう。ただし、FCEは、日本の英検に例えると、準1級と1級の中間くらいのレベルで、日本人にとってはかなりハードなレベルです。

ヨーロッパに一番近い英語圏はイギリスです。イギリスの英語学校は、ヨーロッパからの学生がかなり多く、そこで英語を学んだ日本人は、「イギリスは日本人(アジア人)にとってかなり厳しい環境だ」ということをよく話します。大きな理由は、日本人は、ヨーロッパの学生に比べ、英語のレベルはかなり低く、また、一般 教養(時事、政治、経済、文化、歴史など)も乏しいため、「日本人はいったい何を勉強していたんだい?」といった感覚で見られバカにされることが多いということです。

世界各国の学生の中で、特に日本人学生は、世界の時事だけでなく、自国の政治や経済、また歴史、文化などに関心が薄く、他国の学生と話をする際、話題が乏しく、コミュニケーションが上手くはかれないという話をよく耳にします。ヨーロッパ人学生から見ると、日本人学生は「英語ができない、教養や知識が乏しい、話の中身が幼稚、格好や形だけ(ブランド思考)」と映っているようです。もちろん、人によりますが、多くの学生がそうのような状況では、日本人がバカにされるのも仕方のない事かもしれません。

イギリスの英語学校のコース構成は、一般英語コース&ケンブリッジ英検準備コースが基本です。(他は実践型のビジネス英語コースなど) ヨーロッパ人の場合、一般 英語コースを短期間受講するだけで、大半がケンブリッジ準備コース(FCE)を受講できるレベルに達します。

ただし日本人の場合、中学・高校で約6年間、英語の成績が平均レベルで、その後、英語から数年離れていた人が、ケンブリッジ英検準備コース(FCE)を受講できるレベルに達するまでには、少なくとも48週間〜72週間はかかります。身に付けたい英語力の目標

ケンブリッジ英検(使える英語力) を目指す場合、英語コースの種類が多く、ある程度のレベル数やクラス数を持っている学校を選択することをお勧めします。日本人の場合、ケンブリッジ英検準備コースに入るために必要な英語力を身に付けるまでに相当な時間がかかります。もし英語コースの種類が少い学校を選んだ場合、長期間一般 英語コースだけを受講し続けなければなりません。一般英語コースで基礎力を付けた後、進学準備コース(主に読む・聞く・書くの能力アップ)やビジネス英語コース(主に実践型のビジネス・コミュニケーションやプレゼンテーションの能力アップ)といった、違う角度からの英語をしっかり学んでおくと、ケンブリッジ英検準備コースで、かなり英語力を向上させることができます。

ヨーロッパ人の英語力には、歴史と環境が大きく関係しています。

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マメ知識 英語を教えるための資格

TESOL
Teaching English to Speakers of Other Languages の略
TESOLとは、英語を母国語としない人々に対する英語教授法の事で、主に大学院レベルで、Graduate Certificate、Graduate Diploma、Master(1年〜) 等のTESOLコースが行なわれています。
その他、私立のTESOLセンターでは、
CELTA、DELTAと呼ばれる短期集中の英語教師養成コースが行なわれています。また、一部の英語学校では、留学生を対象としたTESOLコースを行なっています。
 
大学院(TESOL)
Graduate Certificate(半年)
Graduate Diploma (1年)
英語力IELTSで最低6.5以上、TOEFL550点以上&Test of Written 4.5以上が一般的です。
入学条件:学士(大学卒業)又はそれと同等の有名高等教育機関の卒業証明。大学によっては、言語学や教育学(英語)の学士(大学卒業)が必要となります。
 
Master of Arts (1年〜)
英語力:IELTSで最低7.0以上、TOEFL600点以上&Test of Written 5.0以上が一般的です。
入学条件:言語学や教育学(英語)の学士(大学卒業)が必要となります。
 
私立TESOLセンター(ネイティブ対象)

CELTA、DELTAは、世界で最も認知されている英語教師養成コース及び英語教育教師資格。但し、国家資格ではありません。

CELTA(4週間)
University of Cambridge Certificate in English Language Teaching to Adults の略
DELTA(8週間)
University of Cambridge Diploma in English Language Teaching to Adults の略
英語力:ネイティブレベルの英語力(IELTSで8.0以上/ケンブリッジでCPA)
入学条件:最終学歴が大学以上又は大学に入学できるだけの資格保持者
年齢:18歳以上   
基本的にネイティブが外国人に英語を教えるための資格を取得するコースで、英語を母国語としない人の場合、ネイティブと変わらないレベルの英語力が必要となります。      
 
留学生対象TESOLコース
英語学校等で行なわれる、留学生を対象にした短期のTESOLコース(8〜10週間)。

英語力IELTSで最低5.5以上、TOEFL500点以上、ケンブリッジFCE以上、もしくは同等の英語力の証明
入学条件:特になし



CELTA,DELTAを開設する学校
ADELAIDE(SA)
Buckingham College of English
※CELTA
The South Australian College of English (SACE) ※CELTA
BRISBANE(QLD)
East Coast College of English 
※CELTA
Institute of Continuing & TESOL Education (ICTE) University of Queensland
※CELTA
CAIRNS(QLD)
International House, Queensland ※CELTA
HOBART(TAS)
  Tasmania College of English
University of Tasmania ※CELTA
MELBOURNE(VIC)
Holmesglen Language Centre
※CELTA
Holmes Institute Teacher Training Centre ※CELTA
La Trobe University Language Centre ※CELTA
RMIT University ※CELTA
PERTH(WA)
Edith Cowan University International English Centre
※CELTA
Curtin University School of Languages and Intercultural Education ※CELTA
Milner International College of English ※CELTA
St Markユs International College ※CELTA
Phoenix English Language Academy ※CELTA
SYDNEY(NSW)
Australian College of English(Australian TESOL Training Centre)
CELTA, DELTA
Insearch UTS (University of Technology, Sydney) CELTA
International House, Sydney
CELTA, DELTA
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