●ワーキングホリデーとは
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日本とオーストラリアのワーキング・ホリデー制度が始って20年以上経ちます。これまで、日本人がワーキングホリデービザを取得してオーストラリアで生活をした日本の若者の数は10万人を超えています。
「英語」という言語が、日本の社会でもかなり重要視されだした昨今、語学留学と共に、ワーキング・ホリデー制度が脚光を浴びるようになり、一般
雑誌でもワーキング・ホリデーについてかなり紹介されるようになりました。
ワーキングホリデーとは、「英語力を身に付けられる」、「海外生活が体験できる」、「海外で仕事ができる」、「旅が自由にできる」といった、誰もが飛びつきたくなる、ドキドキ、ワクワクするような言葉が一度に並べられる本当に魅力的な制度です。しかし、自分にとって都合の良い言葉だけを頭に浮かべ、単にワーキングホリデー制度を利用し渡豪しても、それらすべてが実現できるかというと、現実はそんなに甘くはありません。
オーストラリアでワーキングホリデー生活を送るということは、基本的に、英語でコミュニケーションをはからなければならない環境で、滞在場所を決めたり、英語の勉強をしたり、旅行したり、働いたりと、すべて自分一人で考え、自分で行動しなければならないのです。
ワーキングホリデー制度とは、若者だけに与えられた、一生に一度だけ利用できる特権です。
オーストラリアで有意義な時間を過し、満足の行くワーキングホリデー生活は送ためには、渡豪する目的を明確に持ち、それらを実現するための準備をしっかり行うことが必要です。
渡豪前に、最低限、英語で簡単なコミュニケーションができるように勉強をしておくことと、オーストラリアで有意義な時間を過すために必要なお金はしっかり貯めておきましょう。
●オーストラリアでアルバイトをして稼げるのは、家賃代や食事代が何とか補える程度です.往復の航空チケット代や海外旅行傷害保険、英語学校費用(3ヶ月分)などを考えると、全ての費用を含んで120〜150万円位
を目標に貯めておくことを勧めます。
多くのワーキングホリデーメーカーから「時期をずらしてでも、しっかりお金を貯めてから来れば良かった」という声をよく聞きます。「後悔、先に立たず」にはならないようにしましょう。
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Photo: Sydney English Language Centre
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■ワーキングホリデー制度 |
ワーキング・ホリデー制度とは、二国間の協定に基づいて、最長1年間異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために付随的に就労することを認める特別
な制度です。両国の青少年を長期にわたって相互に受け入れることによって広い国際的視野をもった青少年を育成し、更に両国間の相互理解、友好関係を促進することを目的としています。
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■ ワーキングホリデービザ申請者の条件 |
申請者は18才から30才までの子供のいない方で、オーストラリアでの主目的が休暇を過ごす目的でなければなりません。韓国籍の方は自国でのみ申請可能。また下記条件を満たしていなければなりません。
●十分な資金を有すること。
●オーストラリア出国後の次の目的地までの渡航費用があること。
●当面の滞在費用があること。
●オーストラリアでの雇用の見通
しがあること。
●3ヵ月を超えての就学不可。
●ワーキングホリデービザを取得しそのビザでオーストラリアに入国したことがないこと。 |
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